「What if you had to walk 3 miles for this water?
(この水のために、約5㎞歩かなければならないとしたら・・・?)」
「For millions of people, that’s a reality.(数百万人の人にとっては現実です。)」
これは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団ビジターセンターの入り口近くにある、水飲み場に書かれている言葉です。
ふと、水を飲むことを止めてしまいそうになりませんか?
今回のスタッフブログは、先日の冬期体験留学報告会についてです。
2時間半に及んだこのイベントでは、参加学生がプレゼンテーションも行いました。
そのプレゼンテーションの一つが、A君の行ったビル・ゲイツでした。
先ほどの水飲み場は、A君が紹介した写真のひとつです。
昨年の冬期体験留学でゲイツ財団ビジターセンターに行ったことがとても印象深く残ったA君。渡米前から色々とリサーチしていました。
資金提供だけでなく、活動団体と協力しながら、貧困や病気を根絶するために結果の出る取り組みをしているゲイツ財団ですが、何よりも、長者番付トップ、つまり高い地位にあるビル・ゲイツに、その社会的責任を果たそうとしている“ノブレス・オブリージュ”を感じたことが、関心を強く持った一番の理由なのだそうです。
続いてBさんはキリスト教に関心を持って渡米しました。
キリスト教精神に根差した様々な文化的差異を感じたそうですが、キリスト教国アメリカで、LGBTを受け入れるリベラルな多様性にも驚いたそうです。(ワシントン州という土地柄もあると思いますが。)
中でも、スターバックス焙煎工房やワシントン州歴史博物館のバスルームは衝撃的。
なんと、男性用と女性用に分けられていないバスルームでした。
C君は、ボーイング社の航空博物館で見つけた興味深い資料を紹介しました。
アメリカ軍が、飛行兵に渡していた物資です。地図、パラシュート、歯ブラシ、目薬、ハーシーズのチョコレート・・・さらに、敵軍に捕まった時に差し出すための、数カ国語で書かれた嘆願書。
日本飛行兵との装備の落差から、軍の兵士に対する考え方の違いや、兵士の戦に臨む心構えの違いを感じたそうです。
この他にも、まだまだ語り尽くせないこぼれ話やハプニング(?)が山の様にあります。
気になる方はぜひ、参加学生をつかまえて聞いてみてください。
<英語科>
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