毎年恒例のEnglish Theaterを今年も開催しました。今年の劇はショートプレイ(短編劇) 6作品。
テーマは、"Think outside the box!"(型にはまらずに発想する。)
舞台は体育館ではなく、校舎の3つの部屋を使い、劇ごとにお客さんが移動するという形式でした。
劇のスタートは、セミナールームです。
昨年、来日し直接ご指導くださった、プロの脚本家であるブライアン・ウィリス先生とシャーロット・ティエンケン先生からも、「Break a leg!」と応援のビデオメッセージをいただきました。
なお、AIEで行う英語劇は、一般的に有名な作品ではなく、アメリカのプロの劇作家による作品を演じます。メッセージ性の強い作品も多く、発表までに作品を深めるためのディスカッションも行ってきました。
ここでは、各劇の簡単な紹介をします。
『Salad Bar(サラダ・バー)』(ティム・ホーバン作)
街中の高級レストランで、珍客がサラダバーの美味しさに感動し、大騒ぎ。最終的に追い出されますが、その行動には秘密の目的が隠されている、という物語。
次の劇は舞台を移し、ライブラリー(図書室)へ。
『The Box(ザ・ボックス)』(エリザベス・レビー作)という作品です。
箱に閉じ込められたクリスとタイは、お互いに初対面。閉所恐怖症や家族など、話題を探りながら会話します。一方、外の科学者たちは箱の中の2人を観察していましたが、、、。
続いて、『Sparrow(スパロウ)』(スペンサー・ジョンソン作)です。
夏を楽しく過ごそうとする大学生ジャックが、キャンプスタッフとして働き、少年アンソニーとの交流を通じて成長し、本当の仲間を見つける物語。
次は再び最初の教室に戻り、連続して2つの劇を行います。
『Robotic Genetics(ロボット遺伝学)』(マイケル・ウォレス作)
近未来の世界でロボットに囲まれた少年ロビーが、祖父との対話を通じて自分の本心に気づき、アイデンティティを見つけるストーリーです。
次は『The Evolution of Chaos(混沌の展開)』(ブライアン・ウィリス作)
ヨガクラスに集まった4人の女性が、それぞれの悩みや雑念を抱えながら混沌と秩序の中で揺れ動く姿を描いた物語です。
最後の劇は『 Lefty(左利き)』(マイケル・ウォレス)
他の生徒と異なる行動を取ったメロディーがクラスを追い出され、新しい先生に出会い、個性豊かな生徒たちの教室に移りますが、、、。
見ているだけで面白い劇もある中、ぞっとするような社会風刺のメッセージを含んだ劇もあり、観客は様々な反応をされていました。楽しいだけではなく、劇からのメッセージを感じ取っていただけたようでした。
今年もEnglish Theaterを通じて、多くの生徒が熱演を披露し、観客の方々に作品に込められたメッセージを伝えようと協力してきました。特に、昨年、プロの先生方の指導を受けたメンバーは圧巻の演技。その姿に、後輩たちも大いに刺激を受けたようでした。
来てくださった皆様、ありがとうございました!
2024.07.16