週末の台風接近が心配ですが、本日、淡路は見事な秋晴れでした。
屋外で授業ができる程のお天気に恵まれることは年に数回。
TOK(知の理論)のクラスでは、思い切って海のそばへ移動しました。
一番の近道となるルートを知る3年生の案内を頼りに歩くこと数分、
海に到着しましたが・・・
夏には観光客で賑わうビーチも近いのですが、最寄の海辺は残念ながらテトラポット。
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いい場所を発見!
堤防の上、安全そうなテトラポットなど、それぞれの場所に落ち着き、授業を無事にスタートできました。
さて、本題である今日のクラス内容は、「知るための方法(WOK)」の一つである「想像」に関するディスカッションです。
文学、歴史のみならず数学や科学の分野でも、人間は想像力によって、知識の体系を大きく発展させてきました。また、私たちが知識を得るときに、意外と意識せずに使っている手段でもあります。
今回は、「倫理」という学問領域と「想像」の関連について考えるイントロです。
私たちは「想像」によって他者に関する知識を得ますが、こうした時に発揮される共感能力を妨げるものは一体何なのでしょうか?
「不安や怒りなどの感情」「無関心の伝染」「違う信念を持つ人や、異なる文化圏の人に対する偏見」「自分自身に迫りくる危機」「自己中心性」etc…
開放感のある場所のせいか、ディスカッションはいつも以上に活発でした。
いざ屋外に出てみると想像を超える暑さでしたが、秋の空、潮の香り、波の音など、自然を満喫したクラスとなりました。
最後に。
写真には写っていませんが、「このクラス風景を残していいですか?」と、クラス中に時折 iPadを構えていたAさん、写真提供、ありがとう!